ふるさと短信 03.08.26

●北見北斗高校三年、ピアノ高校日本一
北見北斗高校の村田孝樹君(三年)は先頃大阪
で開かれた全日本学生音楽コンクール、部門、
高校の部で優勝し見事日本一に輝いた。村田君
は、嬉しいと言うより驚きのほうが大きいと語
っていた。
●十四年、昨年の北見地方は干ばつ、冷夏と
常気象の一年
、四月中暖かな天気が続き、五月
は雨の日が少なく、七月下旬からは一転して夏
らしい日がなく最高気漫も十度台で推移、九月
になると暑さがぶり返し、最高気温が三十三度
台を記録。とにかく一年を通じて干ばつ、冷夏、
猛暑と異常気象に見舞われた。
ピアソン会、NPOの認証受ける
北見市幸町のピアソン記念館を支援する団体ピ
アソン会(水津仁郎会長)が道からNPOの法
人認証を受けた。水津会長は「認可まで時間が
かかりましたので本当に嬉しい」と喜んでいる。
北見ロータリー広場でアイスキャンドル
第十三回北見祭りにアイスキャンドルを製作・
設置、日本記録の二万五千個を上回る三万個に
挑戦する。牛乳パックと空き缶による簡単なも
の、実行委員会は市民の協力を呼びかけていた。
●全国の人を勇気づけた長寿ランナー北見の
小川禎助さん
死す。(九十九才)
小川さんは明治三十六年山形県出身、七十一才
から走り始め、フルマラソン七回を含め二百五
十五回、走破距離は合計三千百六十七キロで、
フルマラソン七十五回に相当する。全国各地の
大会を自分で調べ、切符も自分で手配して出か
けた。出場最高齢者として開催地の地元紙で大
きく報じられたことも多い。
●北見の鈴木製菓がユニークな「チョコ納豆」
を開発。日本の伝統食、納豆をチョコレートで
包んだユニークなチョコ納豆が注目を集めてい
る。
●網走の波多野茂雄さんが盆栽国風展で入選
国風展は日本盆栽協会が毎年十二月に上野の美
術館で開催される最も歴史ある盆栽展で、毎年
二千鉢の公募がある。波多野さんの作品は直径
二十七センチ、枝巾八十五センチ、樹高六十五
センチ、推定樹齢六百年と言われる丹誠込めた
立派な赤蝦夷松。
●第三十三回北見冬まつりが二月八日・九日の2
日間JR北見駅南多目的広場で開かれた。メイン
事業の「アイスキャンドル日本一挑戦」は二万
六千八百四十四個が集まり見事達成した。駐車
場は満車状況が続く盛況振りで、入場者数は開
催期間が三日問であった昨年を上回った。
●青森で開かれたアジア冬季大会、女子のカーリ
ング
で日本代表の河西建設(女子)が輝く金メダ
ルを手に凱施した。四月カナダで開かれる世界選
手権へ弾みがつく大きな勝利に選手達は自信を深
めている。
●日本赤十字北海道看護大学の卒業式が、三月十
二日北見市内の学内で行われ、栄えある一期生の
男女百四人が巣立った。同大学は平成十一年、高
度な専門職を養成する看護学部の大学として大き
な期待を担い開学した。
●「暑さ寒さも彼岸まで」と言うが、ちなみに
東京と北見の気温の差を調べてみた。東京の平
均気温は春が九度、秋は二十一度で、その差は
十二度。同じく北見は春がマイナス一・七度、
秋が十三・三度でその差は十五度。東京と北見
では八〜十度とそれぞれに大きな遣いがあっ
た。
●北見市若葉通り(通称仁頃通り)の拡張工事
は十五年度、市の保存木に指定されている東陵
中学校前の二本のカシワの巨木周辺にさしかか
る。此の木は開拓時代から人々に親しまれたカ
シワの巨木で、道路の線形を変えてまで残すと
言う北見市では初めての道路改良工事となる。
北見魚莱市場は民事再生法適用で破綻。今後
の運営について神田市長は新しい卸売市場の設
立に向け、旭川地方卸売り市場と協議、新会社
を設立することで大筋合意したことを発表し
た。新会社設立までの間、同社が暫定的に北見
の市場を運営する。
●北見市自治会連合会が主催し、毎年実施して
いる冬あか一掃運動は期間中、五日問で過去最
高の二万一千人余りが参加し、除去した土砂は
約五百四十トンにものぽった。これを業者に委
託すれば推定で約二千万円、市民の運動が経費
節減に大きな成果を上ている。
●北見地方の花粉症の原因となるシラカバ花粉
が今年も飛び始めた
(本州では杉花粉がそろそ
ろ終わる頃)今シーズン初めての飛散は四月二
十八日で、昨年より一週間遅れた。
●北見で北光社移民団「入植記念の集い」。
明治三十五年五月七日に北光社移民団が現在の
北見市北光社に入植したのを記念しての集いが
開拓記念広場で行われた。幕末の風雲児、坂本
龍馬の甥に当たる坂本直寛が率いた百二十家族
が高知県から百三十一日の舶旅、陸拍を経て現
在の北光社地区(クンネップ原野)に到着した
とされるのは五月七日の夕刻であったと言う。
●北海道土佐犬普及会北見支部長、坂口悦康さ
んの第二十八代中型横綱「豪快号」オス6才が
洞爺湖畔で開かれる全国佐犬闘枝大会で土俵
入り
をする。豪快号は生後四十日で坂本さんの
元へ、一歳半で平幕デビュー、体重四十五キロ
以下の中型に属し小さい方。しかし持ち前の根
性、気性の強さで勝ち進み、ここまで二十五戦
無敗、昨年横綱を襲名した。
●北見市山下町でスナック「さっちゃん」を経
営する岡嶋幸子さんが、このほど東京で開かれ
た第二十三回全日本演歌大賞でグランプリに輝
いた。初出場で日本一の栄冠を勝ち取った岡嶋
さんは、「本当に幸せ、これからも歌い続けた
い」と喜びを噛み締めていた。
北見市真夏日到来! 最高気温三十二・四
度。五月二十九日の気温は急上昇、午前中には
北見駅前で三十二・四度を記録し、今年最初の
真夏日となった。この日に限って言えば日本で
一番高い気温であったらしい。
北見の人口回復に赤信号。北見市の五月末の
人口が四月を下回った。例年三月は転出で人口
は大幅に減少するが四月以降回復する。しかし
今年は五月でも減少に転じている。これは昭和
二十七年以来初めてで、六月以降の動きが注目
される。
●秩父事件を起こし死刑を宣告され、野付牛に
逃亡した井上伝蔵の死亡場所が判明。井上伝蔵
が病死した場所は北見市北二条西一丁目にあっ
た自宅と判明した。市史編纂室が伝蔵の除籍記
録を取り寄せ、突き止めた。伝戴を主人公に、
題名「草の乱」として映画化され、十月から北
見ロケが決定しているため、ロケ前に最重要部
分が判明して良かったと胸を撫で下ろしてい
る。